汗が異常に出てくる・・・これって多汗症?

暑いときや運動した時に汗をかくことはよくありますが、人前に出た時や話をしようとしたときに汗がダラダラ出てしまう人もいます。

緊張することによって手の平などに少しくらい汗をかくことはありますが、異常なくらいダラダラ出てくる人は多汗症の可能性があります。

多汗症は文字通り汗を多量に分泌させてしまいまい、初対面の人の前や会話するとき、仕事で大勢の前でプレゼンするときなど、緊張する場面で汗がダラダラ出てしまいます。

この多汗症は緊張が原因となることから緊張性多汗症とされており、精神性発汗の一種のため汗をかけばかくほど緊張や不安が募り、さらに汗をダラダラ出してしまうという悪循環を起こすことがよくあります。

また、緊張すると交感神経が活発に働いて多少の汗をかきますが、多汗症と診断される人は通常の量を超えてしまいますので他の人と比べても一目瞭然です

それと、緊張性多汗症の人は緊張する前から汗をダラダラかくことがあり、自分で気付かないうちに汗をかき、それに気づいて更に汗をかいてしまうこともあります。

こうした多汗症が重症化すると人前に出ることや誰かに会うことが嫌になり、引きこもりや鬱病になってしまうこともあるのです。

だから、多汗症は早めに治療したほうが良いのです。

多汗症は治療できる?

多汗症は汗をダラダラ出してしまいますので、服にシミがつくこともありますし臭いも出してしまうことがあります。

また、鬱病や引きこもりなどの重症化するケースもありますので早めに治療したほうが良いと言えます。

では、多汗症はどのような方法で治療できるのでしょうか?

それは様々な方法があり、塩化アルミニウム外用療法、イオントフォレーシス療法、ボツリヌス毒素局注療法、胸腔鏡下交感神経遮断術、内服療法などです。

塩化アルミニウム外用療法は皮膚に問題がない場合に行われ、塩化アルミニウム溶液で汗管を閉塞させて発汗を抑えるという治療法で、価格が安くて自宅でも気軽に行えますが効果を持続させるためには継続的に治療しないといけません。

イオントフォレーシス療法は医療機器を使用して微弱な電流を流し、それによって生じた水素イオンの作用で汗が作られないようにします。

ボツリヌス毒素局注療法はボツリヌス菌が入った注射を注入し、交感神経をブロックして汗腺の働きを抑えます。

胸腔鏡下交感神経遮断術は内視鏡を使用して胸部交感神経を遮断する治療法で、体への負担が少しですし入院する必要がありません。

こうした治療法と共に内服療法が行われることもあり、副交感神経を遮断する抗コリン剤を服用します。

また、多汗症は精神的苦痛を感じることがよくるため、精神的疾患を合併してしまうことがあります。

その場合は自律神経失調症に効果がある薬や抗不安薬を服用することがあります。

このような多汗症の治療法は、多汗症の治療を行っている皮膚科や専門外来、発汗異常外来などで受けることができます。

また、多汗症の治療は保険が適応されない治療もありますので事前に問い合わせておきましょう。

多汗症は部分的なことも

手の平や足の裏、ワキなどの部分的に汗をよくかく人は局所性多汗症の可能性があります。

多汗症は異常なくらい汗をかいてしまう病気ですが、ある特定の部分だけに汗をかいてしまうのが局所性多汗症です。

この局所性多汗症には様々な種類があり、手掌多汗症、足蹠多汗症、腋窩多汗症、頭部多汗症、顔面多汗症です。

手掌多汗症は手の平に大量の汗をかき、症状が重い場合は手の平がびしょ濡れになって電気製品を故障させてしまうこともあります。

足蹠多汗症は主に足の裏から大量の汗が出て、靴下が濡れたり靴が濡れて臭いを発生させることもあります。

腋窩多汗症はワキの下から大量に汗を出し、服にシミをつけたり臭いを発生させる人もいます。

頭部多汗症は頭部から発汗するケースもあり、酷い場合は水を頭からかけた後のように滴り落ちることもあります。

また、髪が濡れて頭皮が蒸れることで雑菌が繁殖し、強烈な臭いを発生させることもあります。

顔面多汗症は顔に異常なくらい汗をかき、ポタポタと滴り落ちるほど汗をかいてしまうこともありますので、女性の場合は化粧が崩れてしまうこともあります。

このようなことからも分かるように、部分的に汗をかく多汗症は局所性多汗症と言い、様々な部分から大量に汗をかいてしまいます。

特にワキや手の平に汗をかく人が多くいますが、治療することができますので心当たりがある人は早めに医師に相談すると良いでしょう。

多汗症は子供にも発症する

多汗症になるのは大人だけではなく子供でもなってしまいます。

子供だから汗を大量にかくのは当然のことだと思われがちですが、実は幼児性多汗症になっていることもあるのです。

鉛筆が持ちにくくなるほど手の平に汗をかいていることや、用紙が濡れてしまうほど汗をかいていることがあれば多汗症を疑ったほうが良いでしょう。

また、子供の多汗症の主な原因は遺伝や体質、精神的ストレスがあり、特に精神的ストレスによる多汗症には注意が必要です。

いじめによる精神的ストレスかもしれないからです。

それに、多汗症が原因でいじめられるようになり、それによって多汗症が酷くなってしまうこともあります。

子供が多汗症の可能性があるという人は皮膚科や専門外来に行って相談してみてください。

多汗症は臭いにも注意

多汗症は汗を大量に出しますので気持ち悪いと感じる人もいますし、ベタベタしているので避けられることもあります。

それだけでなく臭いが原因となって嫌われることもあるのです。

ここで疑問に思うのが多汗症は臭いがあるの?ということです。

元々、汗には臭いがありませんが、汗に含まれる成分をエサにして雑菌が繁殖することで臭いを発生させることがあります。

多汗症の臭いはワキガほど強烈ではありませんが、周りの人を不快にさせるくらいの臭いはありますので注意が必要です。

また、疲れているときは臭いが強くなることもありますので気を付けておかなければいけません。

それと、汗が付着した服が乾くと強烈な臭いを発生させることもあります。

→スーツに付いた臭いはこれで解決!

こうしたことからも分かるように多汗症では臭いにも注意が必要ですので心当たりがある人は気を付けてください。

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